「投資はギャンブルでしょ」「元本保証じゃないと怖い」。安定志向の人ほど、こう感じやすいと思います。私もそうでした。でも、その慎重さが裏目に出て、かえって損な選び方をしてしまうことがあります。この記事では、初心者がハマりがちな投資の罠を5つと、それを避けるための心得を、私の失敗もまじえて整理しました。
「安定」を大事にするのは、生活の面ではとても良いことです。でも投資では、それが弱点になることがあります。
「元本保証」と聞くと、つい安心してしまいますよね。でもいまの低金利では、元本保証の商品だけで資産を大きく増やすのは難しいです。物価が上がると、額面は減らなくても、実質的な価値はじわじわ目減りしていることもあります。私も以前は定期預金だけで「貯められている」と思い込んでいました。
投資のリスクは「不確実性(値動きの幅)」のことで、「危険」とは少し違います。きちんと管理すれば、資産形成の味方になります。怖がりすぎて投資から遠ざかると、長期で見たときの機会を逃すこともある、というのが調べていて分かったことでした。
当てはまるものがないか、チェックしながら読んでみてください。
元本保証は安心ですが、増える力はほとんどありません。ざっくり比べてみます。
もちろん投資には元本割れのリスクがあります。ただ「絶対減らさない」だけにこだわると、増やすチャンスも手放すことになる。バランスが大事だと思います。
始めたばかりだと、ちょっとの下落でも不安になります。怖くなって売る「狼狽売り」は、典型的な失敗パターンです。私も最初の下落のときはドキドキしました。でも積立を続けると、安いときに多く買えて平均購入単価が下がり、回復したときに効いてきます。一時的な下げはノイズと捉えて、淡々と続けるのがコツです(参考:暴落との向き合い方)。
窓口で勧められるまま、手数料(信託報酬)の高い投資信託を選んでしまうことがあります。高コスト商品は、長期で見ると成績をじわじわ削ります。低コストのインデックスファンドを選べるネット証券(楽天証券やSBI証券など)を使うだけで、長期の差は大きくなります。比較は楽天証券とSBI証券にまとめました。
「卵は一つのカゴに盛るな」と言われる通り、分散は大事です。身近な1社の株や、話題のテーマ株に集中させると、その対象が崩れたとき大きく損をします。最初は分散の効いたインデックス投信のほうが管理がラクだと思います。
「何のために投資するのか」がぼんやりしていると、途中で方針がブレます。「老後資金」「教育費」「住宅資金」など、目的を決めると、必要な期間やリスクの取り方が見えてきます。私は「老後の選択肢を増やすため」と決めてから、迷いが減りました。
投資の基本にして最強の戦略だと思います。時間を味方につけ、毎月コツコツ、複数に分散する。毎月の積立額を決めやすい安定志向の人ほど、実践しやすい戦略です。
本や信頼できるサイトで自分から学ぶ姿勢が大事です。窓口で勧められた商品が最適とは限りません。中立的で、データに基づいた情報を優先しましょう。
投資に回せる金額、どこまでの値下がりなら耐えられるか。自分の状況を冷静に見て、無理のない範囲で。心地よく続けられるペースが一番です。
「いつまでに、いくら」を具体的に。ライフステージが変わったら配分も見直します。
低コストで商品が豊富なネット証券を活用しましょう。口座開設は無料で、自宅から手軽に始められます。
最後に、少額の積立がどれだけ育つか試算してみます。25歳の人が毎月1万円を年率3%で40年(65歳まで)続けた場合:
毎月1万円でも、時間を味方につければ元本の約2倍近くに育つ可能性があります。これが複利の力です(詳しくは複利の力)。
明日できる一歩は、「自分は何のために投資したいのか」を一行で書き出してみること。私はここから軸が定まりました。